生徒を育てる

節目

個別指導塾の学習空間、旭川東光教室の渡邉です(^o^)丿... 続きを読む

プロとしての意識~ウィーン・フィルを例に~

個別指導塾の学習空間,高崎筑縄・前橋大島教室の清水です! まだまだ寒い日々が続いていますが体調等崩されていないでしょうか? 私が憧れている楽団にウィーン・フィル・ハーモニー管弦楽団があります。世界屈指の名門オーケストラで毎年元日にはニューイヤー・コンサートが世界90以上の国と地域で放送され,秋には来日公演が行われています。2002年に小澤 征爾氏がタクトを振って以降大ファンになりました。完璧な音程とウィーンの楽団特有の歌うようなハーモニーは聴いていて非常に心地が良いです。 そんなウィーン・フィルですが,私の心を揺さぶる出来事がありました。 2020年,新型コロナウイルスの影響で生活スタイルが大きく変わった年でした。世界各国が入国制限を強化する中,来日は困難だと誰もが思っていました。しかしホールとホテルの往復以外,人と会わない,外出はしない,移動手段も貸し切りという条件で特別に来日が許可されました。 「私達は独自のエアロゾル拡散実験を行い,通常通りの楽器配置で演奏するためにどうすればいいかを考えてきました。フルートなど,一部には注意も必要ですが,私たち定期的にPCR検査を受け、ステージに上がるギリギリまでマスクをしています。そういう条件下なら,通常の配置で問題ないとの結論に至りました。何よりも,ディスタンスを取った演奏は明らかにクオリティに影響します。私たちはウィーン・フィルの響きを守る義務があります。楽団創立以来の意思として,常に最高の音を届けなければならないのです。お客様もこれが愛するウィーン・フィルの響きだと思って聴いておられるのですから,通常の配置で演奏するためにやるべき事をやっています」(ダニエル・フロシャウアー) また,2021年のニューイヤーコンサートは楽団創設以来初めて無観客で開催されました。普段ならアンコールで手拍子を交えて盛大な雰囲気の中演奏されるラデツキー行進曲ですが,今年は手拍子もなく純粋な音楽としてのラデツキー行進曲が演奏され,不思議な感覚を覚えました。 「音楽家には武器があります。これは人を殺さない,花ともいうべき,音楽という武器です。音楽は喜びや希望,平和,兄弟愛,そして何よりも大文字のLで始まるLOVE(愛)をみなさんに届けることができます。音楽が大切なのは,よくいわれるようにエンターテインメントであるからではありません。私たち音楽家にとって、音楽は仕事ではなく,使命なのです。その使命を伝えるために音楽家は働いているのです。では何の使命か?それはこの社会をより良いものにする、という使命です。」(リッカルド・ムーティー) 改めてプロの中のプロだと感じました。自分達に置き換えて,教育者の使命とは何か改めて考えさせられます。教育者としての使命,それはどんな状況であっても生徒1人1人への教育を絶やさないこと,地域に根差し,地域に無くてはならない教室を創ること,生徒1人1人の夢の実現への架け橋となること,大人として正しいことを伝えること,総じて言うと生徒1人1人と本気で関わる事なのだと思います。 教育のプロとして,日々精進していきます。 群馬の塾なら個別指導の学習空間... 続きを読む