龍にまつわるおはなし

札幌の個別指導塾の学習空間、北41条東教室・あいの里教室の尾造です!

みなさん、今日は「龍の起源」にまつわるおはなしです。
いわゆる雑学というやつです。

龍って、ご存知ですよね。
一口に龍といっても、世界中には実に様々な龍がいます。
なかでも大きく区分すると、
東アジアの「龍」
西洋の「ドラゴン」
というところでしょうか。

東アジア(中国や日本)の龍の大まかなイメージは、
皇帝の権威を象徴するもの、
王族だけが身に付けることを許されたもの、
天変地異をつかさどる神様、
などといった「神々しい」「聖なる」イメージ。

それに対し西洋のドラゴンは、
お姫様をさらって最後には英雄に退治されるもの、
悪さをして村人を苦しめるもの、
魔除けの対象となるもの、
といった「悪役」「邪悪な」イメージ。

東西で龍というものへのイメージが正反対なのです。
どちらが先に龍という空想上の生物(のイメージ)を作り出したのでしょう。
これは私が龍の起源にまつわる本をいくつか読んで考えた個人的な持論ですが、
古代インドで崇拝されていた「ナーガ」という水蛇の神様が起源だと考えています。

インドにも龍に似た姿をした空想上の生物がいて、古くから信仰されています。
古代インドでは(インドに限らずですが)、
蛇は神聖な生物と考えられていました。

その理由はいくつかあり、
一つは、水の中に生息していること。水というか正確には河ですが。
古代の文明にとって水はまさに生命の源でした。
飲み水や生活用水だけでなく、作物を栽培して安定した食糧を生産・供給するためにも、
古代文明はすべて大河の周辺に興っています。
大河は恵みをもたらすだけでなく、
天変地異で洪水を起こせば多くの人や財産を奪うものでもあります。
(それゆえ、大河の整備をして洪水を防いだ政権は民衆から絶大な支持を得られました)
そんな「畏れるべき存在」である河に生息する蛇は、
河を象徴する生物として同様に畏れられ、崇められました。

理由の二つめは、蛇が脱皮を繰り返し成長する生物ということです。
古い殻を捨てて若返り、成長していく姿は、
「生まれ変わり・転生」「生命をつかさどるもの」というイメージを持った為です。

そんな理由からインドには蛇の神様が存在し、
それが東方向には仏典とともに中国へ、そして日本へと龍として伝わった。
そして西方向にはドラゴンとして伝わった。

のではないかなー、と私は考えています!
再度申し上げますが、完全な私個人の見解です!

中国を経由して日本に伝わった龍は、
中国のそれとはまた一風違った姿形を、時代とともに変化して見せ始めます。
(それは龍を描いた日本画の中から見て取れるものです)
貴族中心だった時代に描かれた龍は「神」としていかにも神々しく、
武士が中心となった時代では「力」の象徴として猛々しく、
民衆の娯楽文化が華開いた江戸時代では親しみやすくおどけた表情をした龍も登場します。

世界各地、各時代ごとに様々な「龍」というものがありますが、
調べてみると一つ一つの違いや起源があることが分かります。

私はこれを大学生時代に「動物について一人一つテーマを決めて調べたものを発表しなさい」というゼミの中で「龍」をテーマにして調べ、上記のような発表を展開しました。

「動物は動物でも、まさか空想上の動物で発表するとは、、」
と先生の度肝を抜いたことをよく覚えています。
突拍子もないテーマの私の発表に真面目に付き合ってくださった先生やゼミ生の皆さんには感謝しかありません。

結局何が言いたいかと言うと、
自分で興味をもって調べてみる、突き詰めてみる、
そうすると「知ること」の楽しさにたどり着く、ということです。
何かを「知る」ということは、
それを知った前と後とでは、見える景色がまったく変わる、ということです。

塾での勉強も、これと無関係ではありません。
今みなさんがしている勉強は、
「知りたいことへたどり着くまでの方法」を学ぶためのもの。
一つの事柄を数学、語学、文化、地誌、化学など色々な角度から見て考えること。
その準備段階。だと思います。

定期テストや受験勉強のさらにその先には、
そういう世界が待っていると思います。
そしてもし龍についてもっと気になるという人は、教室で語り合いましょう笑
では、また

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